季節の変わり目には、体調を崩すことが多いですね。
多くの原因は、身体が急激な温度変化についていけなくなって引き起こされます。
また、つぎの季節に移る過程で過食や運動不足や睡眠不足などの不摂生が出て来ることによるものも大きいでしょう。
夏に暴飲暴食をしすぎたせいで、秋にぎっくり腰になる人も多いと思います。
マクロビオティックが市民権を得て来た昨今では、食べ物に陰陽があるという考え方は広く認識され始めました。
そうした観点から、どうやら身体を冷やす食べ物と、身体を温める食べ物があるらしいということも一般的になってきました。
では今回は具体的にどういったものが身体を温めて、どういったものが身体を冷やすのかをお話ししていきましょう。
身体が冷えるとどんなことが起こるのか?
その前にまず、なぜ身体は温めていた方がよいと言われているのでしょうか?
それは体の免疫細胞は体温によって保たれているからです。
漢方では、体温が下がっている状態を、「未病(みびょう)」という呼び方をします。
それは名前のつかない病気の一歩手前という認識です。
その代表が冷え性であり、万病の元といわれています。
日本では、冬であっても飲み物を冷やして飲み、夏にはさらに氷を入れて冷やしたものを飲むことすら一般的で、あまり冷えについて意識する人が少ないのですが、中国の人は、たとえ夏であっても冷たい飲み物を避け、身体を冷やさないよう心がけて生活をしています。
薬膳において、柑橘類の皮が「陳皮(ちんぴ)」という身体を温める薬であることはご存知の方も多いでしょう。
私たちの血液は私たちの体を構成する約60兆個もの細胞に栄養と酸素を送り届け、かわりに老廃物を持ち帰る働きをしています。
その血液の中に、免疫機能を持った白血球が存在し、その白血球が体の中をめぐることで、体の中の異物をパトロールしているのです。
つまり体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下し、体内に異物を発見しても、素早く駆除してくれる白血球を集めにくくなり、ウイルスや細菌に負けて発病しやすくなってしまいます。
白血球は、これら外界からのウイルスや細菌だけでなく、がん細胞が体の中にできるたびに、免疫細胞が攻撃をして死滅させてくれています。
実は健康な人でもがん細胞は1日に5000個もできています。
その1つでも免疫という監視システムをかいくぐって生き残ると、1個が2個、2個が4個、4個が8個と倍々ゲームのように増えていき、やがてはがんに姿をかえてしまうのです。
健康を維持してくれる免疫力は体温が下がると低下することがわかっています。
単純に計算すると、免疫力が30%低下すれば、1日に1500個近くのがん細胞が、免疫システムから見逃されて増殖していく可能性があります。
体温が正常に保たれていれば、これらの免疫システムが正常に働いてくれて、健康が保たれているということになります。
体温が上がると血液の流れがよくなり免疫力が高まるのです。
「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉の本当の意味について、聞いたことがある方も多いとは思いますが、これは「秋茄子は美味しいので勿体ないからあげるな」という意味でなく、「秋茄子は身体を冷やすので体に悪いので食べさせない方がよい」というお姑さんの親切心なのであることも、広く知られるようになって来ましたね。
食べ物にも「陰陽」があった!?
古くから東洋では、陰と陽の気の働きによって万物の事象を理解しようとする考え方があり、同時に全ての食べ物にも陰陽という属性があると考えられていました。
陰陽とはマクロビオティックの原理であり、また東洋の伝統的な世界観でもあります。
東洋のこうした考え方に共通なのは、陰の性質と陽の性質の織りなすメカニズムが、森羅万象に浸透しているとする点です。
ですから体質だけでなく、食べ物や人間関係や、科学の中にもその働きを見ることができるのです。
さて、食べ物の陰陽にについて大切なことは、お米、小麦、トウモロコシ、蕎麦などの中庸(ちゅうよう)の主食を中心に、陰の食材と陽の食材をバランスよく摂ることです。
何よりも偏ることが一番良くない、という考え方です。
また、陽の食材は、パワーをぎゅっと内側に溜め込む性質がありますので、くよくよしやすかったり、泣き虫気味の陰の性質の方には、なるべく陽の食材を摂ってもらうよう心がけ、パワー過多気味でイライラしたりすることの多い陽の性質の強い方には、陰の性質を持つ食材を摂ってもらうよう心がけると、バランスがよくなるそうです。
これは、お子さんにもあてはまることです。
さて、それぞれ陰の食物と、陽の食物の特徴をみていきましょう。
【陰の食物の特徴】
●暑い地域でよく育つ食べ物
●植物の中では、背が高く成長するもの。野菜の中では、葉菜の方がより陰性。
●穀類や野菜などの形は、細長い方が陰性。
●白や緑はより陰性、紫はとても陰性。
●大きいほうが陰性。
●水分の多いもの。
●甘味の強いもの、酸っぱいもの、辛いもの。
●カリウム(ものを拡張させる働きがある)が多いもの。
●短時間で料理したものはより陰性。
●圧力をかけないものはより陰性。
【陽の食物の特徴】
●寒い地域でよく育つ食べ物
●植物の中では、背が低いものの方が陽性。野菜の中では、根菜の方がより陽性。
●穀類や野菜などの形は、丸い方が陽性。
●オレンジ色や黄色のものがより陽性。
●小さいほうが陽性。
●水分の少ないもの。
●苦いもの、塩からいもの。
●ナトリウム=塩分(ものを収縮させる働きがある)が多いもの。
●日に干したものは、そうでないものより陽性になっています。
●長時間、熱を加えたものはより陽性。
●圧力をかけたものはより陽性。
※主な食材の陰陽についてもっと理解を深めたい方は、食物陰陽図など参照にしていただくのがもっとも早いでしょう。
特に小さなお子さんのいる家庭には、野菜の農薬に気をつけてよい野菜を与えていらっしゃる方も多いと思います。
それでも、食事は毎日のことですので、毎回無農薬野菜を与えるのはなかなか難しいことです。
もちろん無農薬の野菜は手間暇がかけられていますので、滋味(じみ)も豊富で、それらの持つパワーは計り知れませんが、たとえ農薬を使った野菜であっても、特にお子さんにはできればあらかじめ取り除いてから与えたいですね。
そんな時に使ってほしい!今話題の野菜洗いの水「ベジセーフ」
野菜洗いの水「ベジセーフ」はアルカリイオンの力で野菜についた農薬を引き離してくれる、人にも環境にも優しい成分でできたお水です。
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ベジセーフの液中に含まれる成分を検査した結果、 水のほかに「カリウム」が0.117%含まれていることがわかりました。
カリウムは正常な血圧を保つために必要な栄養素であり、 ベジセーフ自体が身体に悪影響を及ぼさない成分だけでつくられていることがわかりました。
また、水道水で洗ったミニトマトと、ベジセーフで洗った後のミニトマトに含まれる栄養分を比較した結果、 「ベジセーフで洗った後」でもほとんど栄養分が流出していないことがわかりました。
素材の栄養や美味しさを逃さないことも分かっています。
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ベジセーフは水道水では落としきれない野菜や果物の農薬の除去に効果的です。
普段よく口にする15種類の野菜や果物について、「それらを洗った後」のベジセーフの液中に含まれる成分を検査した結果、8種類の農薬を落とすことできていることがわかりました。
とくにぬか漬けなどの日常的に多くの野菜を消費されるご家庭、またミニトマトやさくらんぼなどの光沢剤や展着剤の多い野菜、レモンやオレンジなどの防腐剤、リンゴなどのワックスの除去に効果的です。
また、ベジセーフは野菜の農薬を取り除くだけでなく、野菜や食品が持っている本来の状態に戻し、味も美味しくなると言われています。
特に葉野菜はえぐみが取れて食べやすくなるようです。
レタスにシュシュっとスプレーして少しおいて水でなで洗いするだけで、ビックリするほどえぐみが取れます。
ぜひお試しあれ。
特に、小さなお子さんのいる家庭では、レタスやトマトをモリモリ食べてくれるようになった!という声も。
もちろん、小さなお子さんの身体にも良いということは、大人の身体にだって良いということ。
安全な毎日の食事に、少しの工夫で効果が抜群のベジセーフを、ぜひお試しください!
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