食の安全への意識が高まる中、ここ数年で良く目にするようになった「野菜用洗剤」。実際に使われている方も多いのではないでしょうか。なぜ野菜を洗剤で洗うようになったのか、その効果や安全性は?など、今回は野菜用洗剤についての色々なお話しです。
野菜用洗剤って?洗剤で野菜は洗えるの?
野菜を洗剤で洗うということに対しては「え?洗剤で洗って大丈夫?」という意見と「どうして?普通のことでしょう?」という意見に分かれます。さて皆さんはどちらでしょうか?
これに関しては、一言では説明できない様々な時代背景が絡み合っていますので、どちらが正解か?ということではありません。事実、以前の日本でも、野菜を洗剤で洗うのが普通という時代がありました。
■以前は「野菜は洗剤で洗う」が常識だった?
以前の日本では、野菜を栽培するにあたって主に下肥(しもごえ=未加工の人糞や人尿)を使用していることが多く、そのため野菜には回虫(寄生虫の一種)やその卵などが付着しているという不安がありました。実際に、昭和30年代には国民のおよそ30%程度が回虫を保有していたとされています。
また、今でこそ人体に害があるとして使用が禁止されていますが、当時は農薬として非常に強力な薬剤が使用されていたこともあり、残留農薬による人体への被害も問題となっていました。
これらの状況を鑑み、昭和31年に当時の厚生省は各都道府県に対して、「野菜、果物、食器は台所用洗剤で洗浄して食品衛生の向上を図るように」という旨の通達を出しました。そのため、当時の方々の多くは台所用洗剤で洗っていたのです。
なお、これら台所用洗剤には、野菜などを洗っても問題のない「中性」が採用されています。
この背景には、現代のような化学肥料がまだ開発されていなかったことや、高度経済成長期の人口増加に伴って生産量を急激に増やさなければならなかったこと、あるいは生で野菜を食べる人が多くなってきたこと、食器や野菜の不衛生さによって赤痢などの伝染病患者が急増したこと、などがあったようです。
■徐々にニーズが減っていった
やがて日本でも、化学肥料がどんどん開発されたことで回虫などの心配がなくなり、また人体に害を与える強力な農薬などが使用禁止にされたり、使用可能な農薬についてもその使用量が規制されたりするなど、徐々に台所用洗剤で野菜などを洗う必要がなくなってきました。その結果、「水道水のみで十分に洗い流すことができる」という方向へとシフトチェンジして行ったのです。
なお、現在でも一部のスーパーや飲食店、ファーストフード店などでは、野菜を業務用中性洗剤で洗っているところもあるようです。
■昨今の食にまつわる問題によって再燃
こうして、いつしか野菜などは「水で洗う」という考え方が定着していきます。それにより、野菜を台所用洗剤で洗っていた時代を知らない世代の方々は「え?野菜を洗剤で洗うの?」と思ってしまうわけなのですね。
しかし、昨今、残留農薬問題などの食の安全を脅かす様々な出来事が続いたこともあり、私たち消費者の食の安全に対する意識は変化し、健康志向も高まってきました。そして再び「野菜を洗う」という考え方が復活し、今度は台所用洗剤ではなく、「野菜用洗剤」が開発・販売されるようになったのです。
なお、現在も販売されている台所用洗剤の中でも、中性洗剤は用途欄に「野菜・果物など」と記載されている商品があります。これは「中性であること」「ヒ素・重金属・メタノールなどを含まないこと」「酵素や漂白剤を含まないこと」といった条件を満たせば、食品衛生法上、野菜や果物を洗うことができるためです。逆に「弱酸性」「弱アルカリ性」などの台所用洗剤は、食器は洗えますが野菜や果物は洗えません。
野菜用洗剤にはどんなものがあるの?
野菜用洗剤は「人体に害がない」ことと「残留農薬などを落とせる」こと。この2つが大きなポイントになっています。例えば、
・ホタテ貝やホッキ貝、あるいはヤシの実といった天然素材に由来する洗剤
・哺乳瓶にも使えるほど安全性が高いとされる洗剤
・天然脂由来の洗剤
・次亜塩素酸ナトリウムが主成分の洗剤
・天然カルシウム素材に由来する洗剤
・天然ミネラルを主成分とした洗剤
・食品用重曹が配合された洗剤 など
このように、各メーカーにより実に多くの商品が開発され、販売されています。
実際に使用した方の感想などはインターネット上でもたくさん見かけますが、実際にどこまでの効果があるかは種々様々です。とはいえ、基本的には残留農薬などの化学物質や細菌などの除去が期待できそうです。
また、その多くは皮膚への刺激や人体への害が全くないか、あるいはほとんどないと謳われています。
いずれにせよ、野菜の洗浄用に作られた洗剤ですので、台所用洗剤よりは抵抗のない人が多いと言えるのではないでしょうか。
野菜用洗剤に対する不安の声
なんだか良いことづくめの野菜用洗剤といった感じですが、一方で不安や抵抗を感じている方も決して少なくありません。
■人体に本当に害がないのかは確証がない
人体に害はないと謳われている商品がほとんどですが、何十年と使い続けたらどうなるか、少量ずつでも摂取し続けたらどうなるか、といったデータを開示しているメーカーはほとんどありません。
天然だから安全という訳ではなく、加工・製造・保存などをする過程で有害物質は発生していないのか?といった安全性については未解明な部分も多いですし、メーカーの規模も大手から零細まで様々ですので、その成分が本当に安全なのか、商品説明欄に記載されている成分以外は含まれていないのかなど、信頼性という面においてもまだまだ不透明な部分が多いのは確かです。
■注意書きをよく読むと少し不安になる
使用上の注意などをよく読むと、「肌が弱い人はゴム手袋を着用を」「30秒以上しっかりすすぐ」「5分以上浸けたままにしない」「使用後は手を洗いクリームなどでケアをする」「飲み込んだ場合は水を飲むなどの処置を」などと書かれている商品もあります。
これを見ると、「あれ?決して無害じゃないな・・・」という感じがしませんか?
■どうしても抵抗がある
「洗剤」のイメージは、強力な洗浄作用がある、すごく泡立つ、人体に害がある、水ではなかなか綺麗に落とせない、といったものがあります。確かに、洗剤自体を完全に洗い流せているのか?残留のリスクはないのか?キャベツやレタス、ブロッコリーなど、奥の方に入り込んでしまった洗剤は洗い落とせているのか?といった不安を感じている方も多いようです。
なぜ現代でも野菜を洗うことが大切なのか?
ところで、日本では人体に害を及ぼす恐れがある危険な農薬はすでに使用が禁止されています。残留農薬も、規制値が厳しく決められています。
昔よりも「安全」なはずなのに、どうして現代でも野菜を洗うことが大切なのでしょうか?
■食材を信じられなくなっている
皆さんが普段口にしている野菜はどんな野菜ですか?
生産国は日本ですか?それとも海外ですか?
どんな土壌でどんな農薬を使用して作られ、どんな流通経路をたどって皆さんの手元に届きましたか?
こんなことを聞かれても、分かる人はまずいませんよね。
こうした「見えない部分」に対しての不安や、昨今の食の安全を脅かす様々なニュースなどによって、野菜や果物、肉、米などの食材を信じられなくなっている、という時代背景があります。
■食にまつわる問題
主に、どのようなことが問題になっているのかを簡単にまとめてみました。
(1)輸入品の残留農薬問題
海外から輸入された野菜、果物、あるいは加工食品などの中には、日本では使用が禁止されている農薬や食品添加物が使用されていたり、禁止はされていないものの規制している基準値を超える量の農薬などが使用されている、といったことがあります。
(2)中国産冷凍食品による健康被害
日本では過去に、中国産冷凍ギョーザに殺虫成分が混入されていたり、冷凍ほうれん草などから基準値を大幅に超える残留農薬が検出されたりしました。殺虫成分は意図的な混入という非常に悪質な事件でしたが、残留農薬とは異なる問題でありながら「中国産の加工食品は怖い=中国産はすべて危険」というイメージが定着し、今なお私たちの心に強く根付いています。
(3)ポストハーベスト問題
野菜や果物の輸入量の増加に伴って、今度はポストハーベスト問題も取り上げられるようになりました。ポストハーベストは、海外からの輸送中や倉庫での保管中にカビ・害虫などが発生するのを防ぐために、収穫後に使用される農薬(食品添加物)です。品質を保つために仕方のない部分もありますが、通常の農薬よりも残留性が高い可能性などが指摘されています。
(4)無農薬野菜や有機野菜も決して完全な無農薬ではない
有機栽培や無農薬栽培によって生産された野菜や果物などがありますが、有機栽培においては、使用が認められている農薬を使っても「有機栽培」と表示できること、無農薬栽培においては、同じ畑で前年度の生産では農薬を使用していたとしても、今年度の栽培期間中に農薬を使用しなければ「無農薬」と表示できることなど、実は決して完全な無農薬というわけではないのです。
(5)当然、国内でも残留農薬問題はある
日本では使用できる農薬や残留農薬の基準値などを厳しく規制してはいますが、そうは言っても、今の品質や生産量を維持していくためには農薬の使用は欠かせません。特に人手不足を補うためであったり、高温多湿や多雨などの気候により害虫などが発生しやすいといった問題を抱える日本においては、農薬や食品添加物の使用量は世界でも有数と言われています。
(6)放射線物質や大気汚染問題
PM2.5などの大気汚染、セシウムやヨウ素などの放射性物質の検出など、「人体に害はない」程度と報道されることもありますが、100%安全であるかどうかは実際のところ分かりませんので、やはり私たち消費者にとっては不安要素になっています。
このように様々な問題を抱えていますが、これらの問題は今すぐ改善できるようなものではありません。私たちの食の安全への意識や健康志向が高まった背景には、そこに対しての様々な不安や不信があるから、ということが言えるのではないでしょうか。
健康は自分自身で守る時代に
きっと、野菜用洗剤などで野菜をしっかり洗っている方は、健康に対する意識も高く、食にまつわるニュースに対しても敏感な方が多いことと思います。特に小さなお子さんを持つご家庭では、より一層気になる問題ですよね。
食べることは、私たちの体を作ることに直結します。私たちが元気であり続け日本を活気づけていくこと、そして子供たちの将来を考えた時、日本が様々な面で豊かな国であるためにも、私たちの健康は欠かせません。
そのためには食にまつわる諸問題に対して、自分自身で健康を守って行くことが必要になってきます。
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『スプレー洗い』と、希釈して使う『まとめ洗い』ができるため、1個洗いから大量洗いまで対応できます。食品の汚れ落としだけでなく、「アク抜き」や「鮮度保持」としても効果を発揮し、毎日のお料理をサポートいたします。
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