野菜の農薬除去・・・小さなお子様がいるご家庭や、健康志向が高く食の安全に対して敏感な方にとっては非常に気になる問題です。
野菜の残留農薬や農薬除去の方法については様々な情報が飛び交っていますが、それらは少し調べるだけでも多くの情報を得ることができると同時に、情報が多すぎたり一つの方法に対して賛否両論もあるため、何が正しいのかが見えづらくなってしまっているのが現実です。
私たち消費者は、農薬除去や残留農薬などについて、どのような考え方で向き合っていけば良いのでしょうか。
私たちが持っている農薬や食の安全に対するイメージ
はじめに、私たち消費者が抱えていると言われる「農薬」あるいは「食の安全」に対する大まかなイメージをご紹介しておきます。
《消費者が抱える農薬に対するイメージ》
・殺虫剤や除草剤などが体に良いわけがない
・微量であったとしても長期間に渡って摂取することで体内に蓄積されていく
・農薬を使用して栽培された野菜は栄養価が低く味も美味しくない
・農薬の使用によって土壌が不健康になるためその土壌で作った野菜も不健康
・日本は農薬大国と言われていて必要以上に大量の農薬が使用されている
ほんの一例ですが、農薬に対してはこのようなイメージがあると言われています。一方、食の安全に対するイメージは次のようになります。
《消費者が抱える安心・安全な食のイメージ》
・有機栽培は農薬や化学肥料を使用していないから安全で味も良い
・無農薬栽培された野菜は割高だがいちばん健康に良く味も良い
・有機野菜、オーガニック野菜などと書かれた野菜は栄養が高く味も良い
・国産の食品がいちばん安全である
いかがでしょうか。個人レベルではこれ以外にも別の考え方がいくつもあると思いますが、私たち消費者は、大まかに言えばこのようなイメージを持っているのではないでしょうか。
果たして本当にこのようなイメージ通りなのか、気になるところです。
野菜の農薬除去にはどんな方法がある?
野菜の農薬除去にはどのような方法があるのでしょうか。インターネット上などでも様々な方法が公開されていますが、その中のいくつかをご紹介します。
(1)流水で洗う
流水で洗うことは野菜洗いの基本とも言えますが、外側の葉や皮を剥いて30秒かけてしっかり洗うことで、ある程度の残留農薬は落とすことができると言われています。
しかしながら、表面や皮などに栄養素が豊富に含まれている野菜も多いため、もったいない部分もあったり、また水では洗い落とせない薬剤も多数あるため、完全に残留農薬を落としたいという方にとっては最適であるとは言い難いところです。
(2)野菜用洗剤で洗う
ホッキ貝やホタテ、サンゴなど天然素材を利用した野菜用洗剤が市場に多く流通していますので、実際に目にしたり購入されたりした方も多いのではないでしょうか。
天然素材のため人体に害はないという触れ込みも見かけますが、完全に研究が終わっていないものも多く、確実に人体に無害であるとは言い切れない部分があります。その製品にどんな成分が含まれているかにもよりますが、結局は「薬を薬で洗っている」ことと同じであると考える方も少なくないようです。
(3)野菜も洗える食器用洗剤で洗う
食器用洗剤の用途欄に「野菜」や「果物」といった表記があるものがあります。食品衛生法で定めた成分規格や使用基準をクリアすれば、野菜を洗う洗剤として使用することもできます。
とはいえ野菜用洗剤と同様にやはり「薬を薬で洗っている」ことには変わりはなく、また人体に無害であるかどうかも明確にはなっていません。
(4)食品用重曹を溶かした水に浸す
清掃用ではなく食品用の重曹を少量水に溶かし、その重曹水に30秒から数分程度、野菜を浸すことで残留農薬を除去する方法です。なお、野菜によっては浸しすぎると栄養素が溶け出してしまったり、逆に野菜に吸収されてしまうなどのリスクもありますので、注意が必要です。
(5)50℃の温水で洗う
一時期流行しましたが、これはその名の通り50℃前後の温水で野菜を洗う方法です。野菜ごとに決まった時間浸け置いたり、葉物はしゃぶしゃぶのようにして洗ったりします。なお、43℃以下になると菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。温度管理や時間管理がしっかりできることが条件となりますので、忙しい日々の中で毎日毎食ごとに行うには、少し難しいかもしれませんね。
(6)下茹でをして茹でこぼす
洗った野菜を鍋などに入れて数秒から数分間(野菜によって異なります)茹で、引き上げた後はそのお湯を捨てるという方法です。灰汁抜きと同時に残留農薬も減らせると言われています。
【番外編】酢を薄めた水に浸す・吹きかける
農薬ではありませんが、野菜には様々な細菌も付着しています。これは、酢1に対して水3で作った希釈液に浸す、あるいはスプレーボトルなどに入れて吹きかけることで、野菜についたバクテリアなどの細菌を除去するというものです。
アメリカのコネチカット州農業試験場が行ったある実験では、その実験対象となったバクテリアの98%を除去できたと報告されています。
農薬の役割について
ずっと昔、農薬などなかった時代の農業は、いわゆるギャンブルのようなものでした。
例えば、イナゴの大量発生により食物を荒らされて大飢饉に陥ったり、そうでなくとも害虫や害獣によって田畑を荒らされたり、あるいは細菌などによって野菜が病気に罹ってしまったりしてもそれらを防ぐ手段がなく、収穫するまでその年の農作物の出来は読めなかったのです。もちろん農家の生活にも直接関わってきますし、ひいては人々が食物を充分に食べることができるかという死活問題にもなってきます。
害虫や害獣、あるいは病気などから野菜を守り、安定した供給量を確保するために、農薬が使用されるようになったのです。
■日本は農薬に「頼っている」?
結論から言えば、農薬は農家の方々にとっては品質や生産量を保つと同時に、仕事を楽にするためにも必要なのです。「楽にする」というと誤解を招いてしまいそうなので補足をしておきますと、決して手を抜くという意味ではありません。
都会に住んでいる方々も、少し郊外に行くと大きく広がる田園風景を見たことがあることと思います。あるいは旅行などで、都会から地方に向かう途中に新幹線の窓から広大な田畑を目の当たりにしたことがある方も多いのではないでしょうか。その風景の中に、人が1人や2人ポツンといても分からないほど、田畑が広がっている地域もあります。
農家が所有している耕地面積は、いち農家につき平均するとおよそテニスコート40面分程度と言われています。ここで、頭の中に思い描いてみましょう。もし農薬が無かったとしたら、そこで栽培している野菜の全て、その広大な耕地の隅々まで、害虫や害獣の予防・野菜の病気の予防を行うとしたら、それはどのような方法でしょうか?答えは、そうです、農家の方が手作業で行わなければならなくなってしまうのです。農業界が人手不足と言われているこの時代に、その労力には限界があり、著しく作業効率が悪化し生産量や品質が低下していくことでしょう。
また、日本の高温多湿な気候では、害虫が発生しやすく細菌が繁殖しやすくなります。野菜は基本的には同一種類を集約して栽培を行いますので、もしその中の一つでも病気になってしまうと、瞬く間にその病気が広がってしまうリスクを抱えているのです。最悪のケースでは、全てを廃棄処分することになってしまいます。
そのため、日本において農業をするには農薬は必要なものであり、誰もが毎日野菜を買えるほどの生産量や品質を保つためには頼らざるを得ないのです。
もし農薬が無かったら・・・?
過去に野菜から基準値を超える農薬が検出されるなど、消費者の不安を煽るような報道なども相次ぎ、「農薬は悪である」という考え方がすっかり定着しました。確かに農薬には殺虫剤、殺菌剤、除草剤など500種類以上の薬剤が登録・認可されて使われていますので、それらを直接摂取した場合は、人体に大きな害を及ぼすと言えるでしょう。
しかしながら、当然国も対策を行っており、人体への蓄積に大きな問題がある化学物質は現在は農薬として使用されていませんし、農薬の使用量などについても厳しく規制されています。とは言っても、消費者心理からすれば正しい情報がどれなのか分からず、また本能的に「不安な情報」は「安全な情報」よりも私たちの耳に残るため、「農薬は悪である」という考え方が大半を占めています。
そんな中、しばしば「生産量が少しくらい減っても無農薬が良い」という意見が聞かれることがありますが、もし全ての野菜を無農薬栽培で生産するとしたらどうなるのでしょうか。
日本植物防疫協会による、農薬を使用しなかった場合の野菜、穀物、豆、果物の推定減収率をご紹介します。カッコ内はそれによって被る推定の被害額です。
だいこん:23.7%減(573億円)
きゃべつ:63.4%減(850億円)
きゅうり:60.7%減(1,252億円)
トマト:39.1%減(714億円)
ばれいしょ:31.4%減(709億円)
なす:20.9%減(267億円)
水稲:27.5%減(9,924億円)
小麦:35.7%減(694億円)
大豆:30.4%減(162億円)
りんご:97.0%減(1,582億円)
もも:100%減(558億円)
いかがでしょうか。これほどの減収率と被害額を想像できたでしょうか。少し驚いてしまうような数字ですよね。当然、その分だけ農家の所得は、水稲で63.7%、だいこんで56.5%、きゅうりで88.1%と、軒並み半分以下にまで減少してしまいますし、日本の経済も影響を受けます。
これでは農業を続けられなくなってしまうため失業者が増え、同時に生産量の低下や品質の低下といった様々なリスクを発生させてしまうことになります。
生産量が低下すれば海外からの輸入を増やさねばならず、消費者の不安は一層高まることが予想されます。
■有機栽培や無農薬栽培の安全性
有機栽培や無農薬栽培は、完全に無農薬だから人体にとって安全であるというイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか。
有機野菜は、国が指定している一部の農薬や化学肥料については使用が認められていますので、完全な無農薬とは言い切れません。また、無農薬野菜は「当該野菜の生産過程において農薬を使用しない栽培方法で生産された野菜」のことを指すものですが、無農薬という言葉から消費者が「土壌に残留していた農薬や近隣から飛散してきた農薬も含めて一切の残留農薬を含まない野菜」であると誤解してしまうため、国は「無農薬野菜」ではなく「特別栽培農産物」と表示するように推奨しています。
これらのことから「一切の残留農薬も含まない完全な無農薬野菜」は、残念ながらほとんど存在しないと言えるでしょう。
農薬は必要。だからこそ野菜の農薬除去が必要。という考え方
私たちは「日本に農薬は必要である」という理解を深めることが必要であると同時に、私たちが野菜を口にするまでにいかに残留農薬をゼロに近づけられるかということを、これからは考えていく必要があるのではないでしょうか。
今回ご紹介した農薬除去の方法も一つの手段ではありますが、中にはこの忙しい現代社会においては毎日・毎食続けることが大変なものもあります。続けられなければ意味がありませんので、これからは無理なく手軽に出来る農薬除去の方法に加えて、薬剤等を一切含まないより安全な製品が求めれる時代になって来るのかもしれません。
自分や家族の健康管理に「ベジセーフ」
いくつかの野菜の農薬除去方法をご紹介してきましたが、忙しい日々の中では難しいものもありますよね。とはいえ、日々の健康管理や栄養管理のためにも、食材の安全を気にかけているお母さんは多いのではないでしょうか。
実は野菜や果物には、家庭の水道水だけでは落としきれない残留農薬や添加物がついています。こういった農薬や汚れをきれいに落としてくれるのが、野菜洗い専用水の「ベジセーフ」です。
「ベジセーフ」を使って安全で美味しい野菜や果物を食べましょう!
もっと詳しく! 食材洗い専用のお水『ベジセーフ』
「ベジセーフ」は、野菜などの食材を洗うために開発された洗い水です。
「純水」と食品製造にも使用される「炭酸カリウム(かんすい)」を”イオン交換膜”にて従来の生成方法よりも長時間丁寧に電気分解し「純水」と「カリウム」に。手肌へのやさしさも残しながら洗浄力を高めることに成功しました。
さらに、人体に有害とされる合成界面活性剤を一切含まず、油分と水分を混ぜ合わせる効果 (界面活性効果)をもつため、スプレーを吹きかけるだけで、野菜に付着した残留農薬やホコリ展着剤などの汚れを素早くベジセーフが取り込み、物体の表面から分離させることができます。
『スプレー洗い』と、希釈して使う『まとめ洗い』ができるため、1個洗いから大量洗いまで対応できます。食品の汚れ落としだけでなく、「アク抜き」や「鮮度保持」としても効果を発揮し、毎日のお料理をサポートいたします。
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野菜はここまで美味しくなる!
『正しい野菜の洗い方』を動画で公開中!
「じゃがいも編」「ナス編」「イチゴ編」「お刺身編」など、野菜や果物がもっと美味しくなる洗い方のコツを徹底解説します。
ベジセーフ〜農薬除去試験の結果
「本当に農薬は落ちてるの??」そんな疑問にお答えするために、3人家族 約3日分の野菜・果物を半分ずつ分け、片方は「水道水で洗った洗い水」、もう一方は「ベジセーフで洗った洗い水」で比較試験を行いました。
ベジセーフ〜安全試験の結果
ベジセーフの安全性を第三者機関「一般財団法人・日本食品分析センター」で試験しました。①成分試験 ②皮膚安全試験 ③栄養分の流出試験
食の専門家も《ベジセーフ》を推奨!
服部栄養専門学校〜服部幸應先生
「料理は素材の味をいかに生かすかがとても大事です。その為にも水では洗い落とせない汚れなどが野菜や果物に付着しているのでベジセーフでやさしくスッキリ落とすことで料理の味が各段に変わっ・・・ >>続きを見る
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