何かと悪者にされがちな農薬。しかし、どういう役割をしているのか、ちゃんとご存知の方は少ないのではないでしょうか。ここでは農薬の種類や役割をご紹介していきます。
しっかりと農薬を理解することで、食への意識を高めていきましょう。
農薬の役割
農薬を使う目的としては、病気を抑える、虫がつかないようにするなど、成長調整・病害虫防除が出来ることにつきます。これにより、品質の低下・減収による供給量の低下・不安定化を防いでいます。
いつもスーパーに綺麗で元気な野菜が並んでいるのは、農薬のおかげなのですね。
農薬とは
現在使用されている農薬は農薬取締法により大きく3つに定義されています。
■病害虫の防除
殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤・誘引剤・忌避剤・交信かく乱剤・除草剤 など
■成長調整
発根促進剤・徒長防止剤・着果促進剤・無種子果剤 など
■病害虫防除に利用する天敵
寄生バチ・テントウムシ・昆虫ウィルスなど
農薬の安全性
農薬は作業者(農家)が使用し、作物に散布され、最終的には消費者の口に入ることから、それぞれの段階での安全性を確保するため、厳しい試験が設けられています。
試験は細かく分かれていますが、大まかにわけると以下のとおりです。
・急性毒性試験
・中長期的な毒性の影響を調べる試験
・散布時の事故や誤飲による急性中毒症への対処のための情報を得る試験
・動植物の体内での農薬の分解経路と分解物の構造等の情報を把握する試験
・環境への影響をみる試験
・農作物や土壌への残留に関する試験
昔の農薬と現在の農薬の違い
農薬の毒性がよく話題になりますが、実は最近の農薬は低毒性になってきており、光や水によって分解されるものもあります。
現在の農薬の開発のポイントを下記にまとめてみました。
・散布する量が少なくても効果が見込める
・防除したい虫などにのみ効果がある
・薬害を引き起こさない
・毒性が低く健康絵の影響を低減する
・環境中で分解しやすいの残留性が低くなる
・製剤を改良し、使いやすく、安全で環境への負担を低くする
さらに、農薬や野菜によっても残留濃度の条件が違うため、農家の方は農薬を散布する際に、近所の別の畑の人に何の農薬を散布するのか呼びかけ、散布する際も別の作物にかからないよう配慮したりもしています。
それでも不安、残留農薬
農薬の基準が厳しいことや取り組みなどは理解できるのですが、やはり残留農薬は気になってしまいますよね。
いくら濃度が低いといっても、展着剤が使われている場合はなかなか農薬が落ちないことが多いようです。
展着剤とは、農薬が雨などで流れ落ちないように、ノリのような役目をしている薬剤です。雨で落ちないということは、家で水洗いしても落ちないということになりますね。ゴシゴシ洗えば落ちるかもしれませんが、せっかくの美味しい野菜に傷をつけてしまうかもしれません。
「野菜洗い」を取り入れよう
残留農薬が気になる方は、野菜専用の洗浄剤を取り入れることをお勧めします。
野菜を洗う?洗浄剤?と思われるかもしれませんが、石鹸などは使用しておらず、天然由来の成分を使用しています。
ホタテの粉末を水に溶かし、野菜に漬け込むことで、農薬や汚れが落ちる商品もあるのですが、溶かす手間が掛かったり、水に10分程度浸けないといけないため、ちょっとした手間がかかります。
そこでお勧めなのが「ベジセーフ」です。
ベジセーフは液体でスプレーボトルに入っています。野菜に吹きかけて撫で洗いするだけで残留農薬や汚れをしっかりと落としてくれます。
ベジセーフの正体はスーパーアルカリイオン水で、時間が経つとただの水に戻るので安心。汚れを落とす以外にも除菌の作用もあり、子供のおもちゃや、包丁やまな板にシュッとスプレーしたりと、野菜洗い以外にも用途が多くとても便利な商品です。
気になる残留農薬、負担にならない方法で落として野菜の美味しさと安全を手に入れましょう!
もっと詳しく! 食材洗い専用のお水『ベジセーフ』
「ベジセーフ」は、野菜などの食材を洗うために開発された洗い水です。
「純水」と食品製造にも使用される「炭酸カリウム(かんすい)」を”イオン交換膜”にて従来の生成方法よりも長時間丁寧に電気分解し「純水」と「カリウム」に。手肌へのやさしさも残しながら洗浄力を高めることに成功しました。
さらに、人体に有害とされる合成界面活性剤を一切含まず、油分と水分を混ぜ合わせる効果 (界面活性効果)をもつため、スプレーを吹きかけるだけで、野菜に付着した残留農薬やホコリ展着剤などの汚れを素早くベジセーフが取り込み、物体の表面から分離させることができます。
『スプレー洗い』と、希釈して使う『まとめ洗い』ができるため、1個洗いから大量洗いまで対応できます。食品の汚れ落としだけでなく、「アク抜き」や「鮮度保持」としても効果を発揮し、毎日のお料理をサポートいたします。
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