「食の安全」への関心が高まる中、“野菜洗い”の際に気をつけるポイントや野菜と農薬残留との付き合い方などについて考えてみましょう

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健康に対する意識が向上してくるにつれて、「食の安全」への関心が高まって来ています。その中でも特に野菜や果物などに付着した「残留農薬」への意識はとても高くなり、野菜の洗い方が注目を浴びています。「野菜を洗う方法」や、様々な種類の「野菜洗い洗剤」なども流通し、“野菜洗い”の大切さを感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は“野菜洗い”の際に気をつけたいこと、また私たちは野菜と残留農薬についてどのような意識を持っていくべきかなどについて、一緒に考えて行きましょう。

野菜を洗うのはなぜ?

野菜を洗うのはもはや常識ですが、そもそもなぜ洗うのでしょうか?
その目的を再確認しましょう。

まずは野菜に付着している「泥」や「砂」、あるいは「虫」などを洗い流す目的があります。
次に、出荷されてから店頭に並ぶまでの間に付着した「ホコリ」や「菌」などを洗い流す目的。
そして最も重点を置いているのが、「残留農薬」を洗い流すということです。

泥や砂、虫などは目で見ることができますが、菌や残留農薬などは目に見えませんので、どの程度洗えば良いのかというのは、人それぞれの感覚に頼る部分が大きくなってしまいます。

残留農薬を気にする人が増えたのはなぜ?

「残留農薬」の問題は昔からありましたが、その言葉が世間に大きく広まり、消費者である私たちが強く意識をするようになったのは、2002年頃に起こった中国産の野菜の残留農薬事件ではないでしょうか。

この事件は「輸入した中国産の冷凍ほうれん草や大葉から、基準値を大幅に超える有機リン系殺虫剤成分などの残留農薬が検出された」というもので、この報道がきっかけとなって一気に「残留農薬」という言葉が浸透していきました。

特に海外で生産された野菜は日本の基準とは違った量の農薬を使用していることが多いため、輸入の際に厳しい検査こそ行っていますが、全種類の野菜を一つ一つ全て検査することは物理的に不可能ですので、中には基準値を超えてしまう野菜が紛れ込んでいることもあります。

また、近年では美容と健康、ダイエットのためにデトックスウォーターやベジブロス、あるいは野菜スイーツなど野菜や果物を”皮ごと”使用する人も急増したこともあり、「残留農薬」ひいては「食の安全」への関心はどんどん高まっています。

■野菜を皮ごと使うメリットは?
実は野菜の皮には、豊富な栄養素が含まれています。例えば玉ねぎの場合は、高い抗酸化作用を持つ「ケルセチン」や「プロトカテク酸」のほか「食物繊維」なども、中身の数倍も含まれていることが明らかになっているなど、野菜によっては皮の方が中身よりも栄養価が高いものがあります。今までは、野菜は洗って皮を剥いて(あるいは表面の葉は棄てて)調理していた人も、その事実を知り、野菜を皮ごと使う人が増えてきました。

■デトックスウォーターとは?
普段飲んでいるミネラルウォーターや炭酸水などに、自分の目的に合った効果が期待できる野菜や果物を漬け込むものです。レモン、きゅうり、シナモン、りんご、オレンジなど好きな野菜や果物を漬け込むことで、アンチエイジング効果や浮腫みの改善などの効果が期待できます。

■ベジブロスとは?
ブロスとは「出汁(だし)」のことです。調理では使用しなかった野菜の皮、切れ端、ヘタ、種などのいわゆる生ゴミとして処分していた野菜くずを煮出して、栄養価満点のスープを作るという画期的な調理方法です。
ベジブロスには、「ファイトケミカル」と呼ばれる「ポリフェノール」「カテキン」「イソフラボン」「リコピン」などのほか「ミネラル」も豊富に含まれており、アンチエイジング効果や美肌効果なども期待できるとして女性の間で人気があります。

■野菜スイーツとは?
スイーツは大好きだけど健康やダイエットのために控えているという人や、野菜嫌いの子供がいるから大変!というお母さんの強い味方が、野菜スイーツです。市販のホットケーキミックスに細かく刻んだ野菜を混ぜる、じゃがいもからスフレを作るなど、様々なレシピが公開されています。

このように、野菜や果物を“皮ごと”使う人が増えてくることで、さらに残留農薬への意識が高くなって来たということが言えます。だからこそ、今“野菜洗い”が高い注目を浴びているのですね。

どのように野菜を洗っていますか?

「農薬は水だけでは完全に流れ落ちない」という情報は、皆さんなんとなくご存知ではないでしょうか。しかしそうは言っても、農薬自体が目に見えませんので、いったいどれくらい洗えば良いのか?と気にしだしたら延々と洗わなければいけないような気がしてしまいますよね。
それでは、実践している人が多いと言われている野菜の洗い方や、野菜用の洗剤に触れてみましょう。

■基本の「30秒しっかり洗い」
流水で30秒しっかりと洗うだけの方法です。ある調査では、残留農薬や展着剤(糊のような役割を果たす松ヤニなどの物質)もある程度落とすことができた、と報告されており、野菜洗いの基本中の基本がこの「30秒しっかり洗い」と言われています。

■鮮度も蘇る「50℃洗い」
スチーミング料理技術研究会の平山一政氏が発見した野菜を洗う方法です。50℃前後のお湯で野菜を洗うことで野菜表面の気孔が開き、水分が吸収されることで鮮度が蘇り、また雑菌を落とす効果もあると言われています。
しかしながら、43℃以下になると逆に菌が繁殖してしまうため、温度管理をしっかり行わなければならないこと、葉物野菜などは”しゃぶしゃぶ”のようにお湯の中で優しく洗わなければいけないことなど、忙しい毎日の中で毎食続けるには少し困難な部分があります。

■洗いにくい野菜には「酢」を活用する
ブロッコリーなどの洗いにくい野菜には、酢を薄めた水に浸してから流水ですすぐ方法もあります。「酢1:水3」の割合でボールなどに数分間浸しておくという方法で、特に野菜に付着しているバクテリアを除去する効果が高いと言われています。
また他の野菜に使用する際は、スプレーボトルに入れて霧吹きのように吹きかけ、その後、流水ですすぐという方法もあるようです。

■手軽にできる「重曹水洗い」
重曹はアルカリ性の水溶液を作ることができますので、野菜洗いにも応用できます。重曹を溶かした水に野菜を浸けるだけという手軽さで、ボールなどに小さじ1杯程度の重曹を溶かし、30秒から数分浸すだけで野菜洗いができます。ただし、葉物野菜は1分以上浸けてしまうと野菜に吸収されてしまったり、ビタミンなどが溶け出してしまいますので注意が必要です。
なお、重曹水に浸ける場合は、住宅用の清掃用などの重曹ではなく、必ず“食品添加物”として販売されている食品用の重曹を使用してください。

■「野菜用の洗剤」を使う
昨今、様々な「野菜用洗剤」が流通しています。そのほとんどが、ただ流水で洗うよりも残留農薬を落とす効果が高く、また人体にも影響がない天然素材が由来の製品が多いため、使用する人も増えています。しかしながら、製品によって使われている成分や使い方が異なるものがありますので、注意書きを良く確認する必要があります。
また、残留農薬への効果はあっても洗剤自体の有害性については発表されていない製品や、洗剤の成分が野菜に残留しないかといった点についても明確でない製品もあるなどの理由から、まだまだ不安を覚える人も多いようです。

■野菜も洗える「食器用洗剤」がある
食器用洗剤なのに、用途欄に「野菜・果物」といった表記がある製品があります。食器用洗剤というと非常に強い洗浄力をイメージしてしまいますので、一瞬「え?」と思う人も多いかも知れませんが、食品衛生法では「中性である」「ヒ素や重金属あるいはメタノールを含まない」「酵素や漂白剤を含まない」などといった条件のいずれかを満たすことで、野菜や果物にも使用できるとされています。

このように“野菜洗い”には色々な方法がありますが、いずれも「完全に残留農薬や菌などを落とせるか」という点に関しては、まだまだ不透明な部分がありそうです。

有機栽培や無農薬栽培の野菜を買えば残留農薬を気にせずに済む?

残留農薬を気にせずに過ごすには、最初から農薬が使用されていない野菜を買えば問題ないのか、というと、そういう訳でもありません。
例えば「有機栽培」は、一見すると無農薬であるというイメージがありますが、厚生労働省が使用許可を出している農薬については使用が認められていますので、完全な無農薬であるとは言えません。
また無農薬栽培については、確かに栽培期間中は無農薬ではありますが、栽培を始める前年度までの農薬使用については定められていません。つまり、前年度に農薬を使用して栽培を行っていたとすると、土壌に農薬が残っている可能性もあります。ということで、無農薬栽培も完全な無農薬であるとは言い切ることができません。

農薬は、殺虫剤や殺菌剤、または除草剤など、確かに人体には有害な物質ですので、口にする前には残留農薬をしっかりと除去したいものです。しかし、そもそもここまで農薬が人体に悪いと言われているなら、「いっそのこと全ての野菜を無農薬栽培にすれば良いのでは?」と考える人がいてもおかしくはありません。
では、もし全ての野菜が「完全無農薬」で作られるとしたらどうなるのでしょうか。農薬を使用しないことで発生する“デメリット”について、考えてみましょう。

■野菜の品質や生産量が著しく低下してしまう
野菜も生き物ですので、病気にもなりますし、また害虫などにも蝕まれたりします。農薬はそれらを事前に防ぐ働きをして、今の品質を保っているのです。
日本は「農薬の使用量が多い」と言われていますが、その使用量は国によってしっかりと定められています。日本の気候では害虫が発生しやすかったり、近年では放射線物質や汚染された空気が海を越えて海外から流れ込んでくるなどの問題も抱えているため、むしろ“農薬が必要である”ということが言えます。
野菜農家に限らず農業全体の後継ぎが激減しているという現状は、皆さんご存知の通りです。そのため、もし農薬を使用しないとなると、病気を防ぐための手入れや害虫の駆除などを少ない人の手で一つ一つ行わなければならなくなります。これらは非常に大きな負担となるため、農業を続けられなくなってしまったり、生産量を極端に減らして何とか継続させたとしても、その分の生産量が低下してしまいます。
野菜を守り品質を保つためだけでなく、生産量を保つために人手不足を補ってくれるのも、農薬の大きな役目なのです。

■外国産の輸入が激増し消費者の不安が大きくなってしまう
野菜の品質や生産量が低下すると、私たちは野菜を手に入れることが困難になってしまったり、流通量が減少しますので価格が高騰するといった現象が起こります。そうならないようにするためには、不足分を海外からの輸入に頼るしかありません。
安く大量に輸入するためには品質などに強いこだわりは持てませんので、日本では禁止されている農薬が大量に使用されているもの、汚染された土壌で栽培されたものなども、どんどん輸入される可能性が大きくなります。こうなると私たちの不安が増大することとなり、また日本の経済自体を圧迫することにもなりかねません。

野菜洗い2

野菜の栽培には農薬が必要だからこそ

いかがでしたか。今回は“野菜洗い”から農薬の是非についてまでを一緒に考えてきました。今の品質や生産量が保たれ、私たちが美味しい野菜を食べ続けるためには、「農薬は必要である」と言う結論に至りますね。

そこで大切になってくることは、いかに残留農薬をきれいに洗い落とすか、ということです。“野菜洗い”にも様々な方法がありますが、残留農薬をより確実に落とすことができて、人体にとっても無害で安心・安全な製品が求められています。
「ベジセーフ」は、その99.9%が特殊なフィルターでろ過した純水を原料として作られています。その安全性と高い効果を、ぜひ一度お試しください。

自分や家族の健康管理に「ベジセーフ」

以上のように、日々の健康管理や栄養管理のためにも、食材の安全を気にかけているお母さんは多いのではないでしょうか。
野菜や果物には、家庭の水道水だけでは落としきれない残留農薬や添加物がついています。こういった農薬や汚れをきれいに落としてくれるのが、野菜洗い専用水の「ベジセーフ」です。
「ベジセーフ」を使って安全で美味しい野菜や果物を食べましょう!
 

もっと詳しく! 食材洗い専用のお水『ベジセーフ』

「ベジセーフ」は、野菜などの食材を洗うために開発された洗い水です。

「純水」と食品製造にも使用される「炭酸カリウム(かんすい)」を”イオン交換膜”にて従来の生成方法よりも長時間丁寧に電気分解し「純水」と「カリウム」に。手肌へのやさしさも残しながら洗浄力を高めることに成功しました。

さらに、人体に有害とされる合成界面活性剤を一切含まず、油分と水分を混ぜ合わせる効果 (界面活性効果)をもつため、スプレーを吹きかけるだけで、野菜に付着した残留農薬やホコリ展着剤などの汚れを素早くベジセーフが取り込み、物体の表面から分離させることができます。

ベジセーフの使い方「まとめ洗い」「スプレー洗い」

『スプレー洗い』と、希釈して使う『まとめ洗い』ができるため、1個洗いから大量洗いまで対応できます。食品の汚れ落としだけでなく、「アク抜き」や「鮮度保持」としても効果を発揮し、毎日のお料理をサポートいたします。

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ベジセーフ〜農薬除去試験の結果

「本当に農薬は落ちてるの??」
そんな疑問にお答えするために、3人家族 約3日分の野菜・果物を半分ずつ分け、片方は「水道水で洗った洗い水」、もう一方は「ベジセーフで洗った洗い水」で比較試験を行いました。

ベジセーフ〜安全試験の結果

ベジセーフの安全性を第三者機関「一般財団法人・日本食品分析センター」で試験しました。
①成分試験 ②皮膚安全試験 ③栄養分の流出試験

食の専門家も《ベジセーフ》を推奨!
服部栄養専門学校〜服部幸應先生

「料理は素材の味をいかに生かすかがとても大事です。その為にも水では洗い落とせない汚れなどが野菜や果物に付着しているのでベジセーフでやさしくスッキリ落とすことで料理の味が各段に変わっ・・・ >>続きを見る

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