目に見えない菌だから気付けない!食中毒の原因と対策について

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牡蠣

食中毒になったことがある方はわかると思いますが、食中毒になると本当につらいものです。
食中毒の代表的な原因菌と、食中毒にならないための対策もご紹介しますので、日常生活に取り入れてぜひ実践してみてください。

食中毒とは

食べ物や飲み物が原因になり、腹痛や嘔吐、下痢を起こすことを食中毒と言います。
原因となるものは、フグやキノコなどの自然の毒、微生物(細菌やウイルス)、化学物質です。これらが体内に入ることにより症状が出ます。

食中毒の原因菌は、目に見えず、無味無臭です。ですから、食中毒の原因菌が食品に繁殖していたとしても気付かずに食べてしまうため、食中毒は防ぐことが難しいのです。

では、よく耳にする食中毒の原因菌と症状や対策方法を見ていきましょう。

ノロウイルス

毎年11月~1月の冬の時期を中心として流行する、感染性胃腸炎を引き起こす原因のウイルスです。最近では毎年のように発生を聞くようになりましたね。

ノロウイルスはヒトからヒトへの感染力が極めて強いので、周囲に感染者が出た場合には注意が必要です。

■症状
感染してから大体1~2日で発症します。主な症状は吐き気・嘔吐・腹痛・下痢。この症状が1~2日続き、自然に回復していきますが、子供や高齢者など抵抗力が弱い方の場合は長引きやすく、1日に20回以上も下痢を起こしたり、それに伴う脱水症状を起こしやすくなります。

人によっては感染しても症状が出なかったり、風邪のような症状のケースもあるため、本人はノロウイルスに感染しているという自覚がなく、そのため二次感染を引き起こしやすくなります。

ノロウイルスは、感染者の嘔吐物や糞便に含まれる数百万~数億個のウイルスのうち、たった10~100個程度で感染するといわれているほど、感染力が強いウイルスです。また、一度感染しても免疫がつくわけではないため、何度も感染する可能性があります。

■感染の仕方
・飲食物による感染…ウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝、井戸水など、十分に加熱処理や消毒されていないものを飲食することによって感染します。

 ・調理による接触感染…感染者が調理をすることにより、料理、調理器具、食器から感染します。
 
・汚物による接触感染…感染者の嘔吐物や糞便から、処理などのために接触した手指を通して感染します。
 
・汚物による飛沫感染…カーペットや布団などへの嘔吐物の消毒が不十分で、乾燥した際にウイルスが空中に舞い上がり、それを吸い込むことにより感染します。

O157

O157は激しい下痢などを引き起こす病原性大腸菌です。以前は死亡者が出るなど、ニュースで大きく報道されていましたね。

■症状
潜伏期間は4~9日と長いのが特徴です。腹痛や水溶性の下痢、一部の人では鮮血を伴う出血性下痢と激しい腹痛を起こします。溶血性尿毒症症候群を引き起こした場合、乳幼児や小児などは死亡するリスクが高くなります。

■感染の仕方
菌に汚染された食べ物を飲食することによる経口感染と、菌が付着した手で口などを触ることによる接触感染です。

ヒスタミン食中毒

アミノ酸の一種であるヒスチジンから、ヒスタミン産生菌という微生物により産生蓄積されたヒスタミンを、大量に含む魚などを食べることにより発症するアレルギー様食中毒です。
アレルギー体質の人でなくても食中毒になる可能性があります。

■症状
潜伏期間が短く、食べて数分から数時間で蕁麻疹や頭痛、吐き気、嘔吐、下痢といった症状が出ます。

■感染の仕方
ヒスタミンを大量に含む魚を食べることにより発症します。サバやブリ、マグロ、カジキから感染することが多いです。
口に含んだ際に舌先がピリピリするような場合には、それ以上食べるとヒスタミン食中毒を起こす恐れがありますので、気を付けましょう。

予防方法

ここまでに3つの食中毒をご紹介しましたが、いずれも発症すると激しい症状があり、できれば食中毒にはかかりたくないですよね。

では、日常生活の中でどのような予防をすればよいのか、自分でできる予防方法をご紹介します。

■手洗い
基本中の基本ですが、これが一番大事です。手指は色々なところに触れるため、きちんと手を洗わないと感染するリスクが高くなってしまいます。
外出先などで手が洗えない場合は、携帯できる消毒用ジェルなどの利用をおすすめします。

■手で触れるものを清潔に
ドアノブや椅子やテーブルなど、よく触れるものもしっかりと消毒するようにしましょう。

■調理器具の消毒
消毒用エタノールの使用や、熱湯消毒を行い、二次感染を防ぎましょう。

■食品はしっかり加熱する
ウイルス感染の発端となっているところなので、二枚貝や生肉などを調理する際は十分加熱するようにしましょう。

便利な商品を取り入れよう

調理器具の除菌、日常的によく触れる物の除菌など、用途によって除菌剤を何種類も用意して使い分けたりするのは、手間もお金もかかって大変ですよね。
そこで、どこにでも使える便利な除菌商品を取り入れるのがおすすめです。

おすすめは「ベジセーフ」というスプレータイプの商品です。包丁やまな板などの調理器具の除菌はもちろん、ドアノブやテーブルなどよく触れるものを除菌することもできます。
ベジセーフは「スーパーアルカリ水」という成分でできていて、無味無臭、時間が経つと水に戻るという安全性が高い商品なのです。

このベジセーフの優れたところは、モノの除菌だけでなく、野菜や果物などの食材洗いにも使えるところです。ただの水洗いでは落ちにくい残留農薬も、スプレーして撫で洗いするだけで簡単に落とすことができるのです。

食中毒とひとくちに言っても原因菌の種類はたくさんあるため、発生数の季節差はあるものの実は一年を通して発生します。そのため、季節関係なく毎日の暮らしの中でしっかり食中毒対策をしていきましょう!

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